コロナが流行しだして早半年。コロナが潜む生活が日常化してきました。初めの外出自粛要請週末はこんなにも外に出られない状況は辛くて寂しくて不安なものかと思っていました。しかし、その状況が2週間目3週間目となると意外と慣れてきてしまう自分がいたのです。
最近ＣＭでダーウィンの進化論（人は多様な環境に適応して進化してきた。）というフレーズがありました。確かにその通りかもしれないと共感し印象に残っています。
初めはこのコロナによる緊急事態宣言で、家でどう過ごすのか、仕事はどうなるのか、感染しないためにどうすればよいのかと試行錯誤の状態でした。それは初めて起こったことだからそうなります。でも半年たった今、お家居酒屋を試みたりお菓子作りや自分を高めるためへの勉強に時間を費やしたり、仕事でいうと在宅ワークやオンライン会議等、今までにはしようと、また考えもしていなかったことが、このコロナによって実現できていて、良い面でも悪い面でもこの環境に適していっている気がします。
こんなことを書くと不謹慎と思われるかもしれませんが、自分や環境のことを見つめ直すいい時間になってるのではないかと思います。コロナで印象的だったことはなんでしょうか？感染率、ロックダウン、不況、人それぞれ考えがあると思います。
私は幸いにも、減給や解雇などがなく働かせて頂けているお陰で違う点に印象をもちました。
それは、世界の所々で青空が数年ぶりに見られたことです。ロックダウンによって、交通や生産がとまり排気ガス量が減少して、いつも曇りかかっていた空に青空が見えたというニュースを拝見しました。そんな排気ガスが充満している地域があることを知りませんでした。また、ロックダウンが解除されれば元の雲がかかった空に戻ると思います。まずは自分達の暮らしが最優先ですが、少しでもこれをきっかけに環境への意識見直しに繋がると、何十年先の世界の問題も微力ながらも負担が減るのではないかと思いました。
もちろん、今現在業務量が減少しているので、先の心配も少しはあります。初め金曜日が休業になると聞いたときはどうしよう、、と頭がいっぱいになりました。でもどうしようと考えているだけではダメだと思い、ネットで副業やアルバイトを探し続けました。探してみると案外たくさんの求人があるのです。コロナによって失業した人もいれば新たなビジネスチャンスを得た人もいます。それと同じように人を欲している企業もあると知りました。知ることは大事だと実感しました。私は調べる前までは、アルバイトのシフトが入れない話しを聞いており、失業した友人もいたので、全く求人がないと思っていたのです。なので知ったことにより、最悪の場合はまだ働くところがあると小さな保険をもてたような気分でした。それからは、お金の心配はなくなりました。
でも、もしこの状況が続いてもいいですか？という質問がきたらNOと答えます。いつもコロナの危険性を感じながら過ごす日常や色々と制限をかけられている生活はとても窮屈です。薬やワクチンが開発されて手にいれやすい状況になれば前のような開放的な暮らしに戻るかもしれません。
リーマンショック時代、私は学生でした。このコロナが始まるまでそんな時代があったことも知りませんでした。同じように数年後にはこのコロナによる不景気がなかったかのような生活に戻る気がしています。願うことはどこの国でも薬が手に入りやすい環境であることです。徐々に良い方向に進んでいっても途上国はワクチンや薬が手に入るのは先進国と比べたら遅くなるはずです。そして自国が回復していけば、だんだんとその話題もなくなりそうな気がします。
私は以前海外でマラリアにかかりました。日本の常備薬で体調は戻ってきましたが、現地の友人に症状を伝えたら病院にいくべきと言われ検査を受けたところマラリアと診断されました。帰国する少し前に現地の病院でマラリアの処方箋ももらえたのでよかったですが、日本だとごく一部の病院でしか、マラリアの検査もできないし、また薬は処方されるのにもっと日数を要する必要があるみたいです。死に繋がる病気なのでそんな状況だと恐ろしいですよね。でも現地の人は風邪の一種として捉えていてそこまで深刻に考えていません。それは常に検査できる環境であってまた治せる環境であるからだと思います。
今世界で発症して世界中で戦っているコロナであるからこそ、様々な情報を共有してどの国も少しずつ減少していくといいです。そして経済も動き出し、このコロナ期間に得た良い面悪い面を有効に適応させていけたらより良い社会、より良い日本、より良い世界になるのではないかと思います。そうなってほしいです。
