
(1)コロナ禍第五波の真っただ中に戦国時代にハマる
8月に入ってからというものの、いったんは終息の気配を見せたコロナウィルスが様々な亜種へと転換し、中でも感染力が最初の種よりも極めて高いと言われるデルタ株が日本国内では蔓延し、多くの感染者を出しております。7月はオリンピックが開催を間近に控え、ワクチン接種券が届き始めている背景もあり、「ワクチンを打ったら、早く遊びに行きたいなあ」などと楽観的なことを考えていたのですが、ワクチンの配布は遅れており、予約もなかなか取れない。そうこうしていたら、いつの間にか感染者数がどんどん膨れ上がり、東京に至っては5000人超の新規感染者を出す日が続きました。
そんな中ではありますが、ステイホームの過ごし方の一環として私はあらためて今、戦国時代モノにはまっております。それはマンガ、小説、ゲーム、ドラマなどあらゆる分野においてです。
歴史というものは年を取ったせいでしょうか、とても面白いなあと思います。何が面白いって人間の権力闘争の歴史はいつの時代も変わらないし、闘争のきっかけは人間同士だから感情のもつれ、行き違いなどから起こることが多々あり、個人の小さなコミュニティ、中規模な会社の組織、国レベルでの政治、権力闘争などと当てはめて想像をしても、本当に面白く思っています。

(2)戦国時代の有名武将
戦国時代の有名な武将と言えば、まずは織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3名でしょう。この3名の性格、そして組織運営における政治や戦争の行い方を表現したのがホトトギスの話があるかと思います。
こういった話だけでなく、たくさんの戦国大名がたくさんの名言を残しております。
例えば、武田信玄なんかは、もう名言の宝庫で有名な名言がたくさんあります。
有名な「風林火山」だけでなく、「したいことをするな、嫌なことを先にせよ」であったり、「一生懸命だと知恵が出る、中途半場だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳が出る」であったりは、とても有名で分かりやすい名言かと思います。
他にもたくさんの名将がおり、名言があるのですが、そんな中から私が大好きな武将である独眼竜正宗こと「伊達政宗」の名言を紹介させてください。
(3)伊達政宗の遺訓から学ぶ、ほどほどの塩梅
義に過ぎれば固くなる
礼に過ぎればへつらうこととなる
智に過ぎれば嘘をつく
信に過ぎれば損をする
これは伊達政宗が遺訓として残したという名言です。
意味は以下のようになります。
仁に過ぎれば弱くなる → 愛情が深くなりすぎれば情にもろくなり
義に過ぎれば固くなる → 義理や人情、道理を重んじすぎると融通が利かなくなり
礼に過ぎればへつらうこととなる → 礼儀も過ぎれば相手に媚びることになり
智に過ぎれば嘘をつく → 知識や知恵ばかりでは平気で嘘をつくようになり
信に過ぎれば損をする → 人を信じすぎると損をしたり、裏切られたりすることもある
だから、人生とは、何事も加減、バランスが大事で、ほどほどが一番なのだ。
ということです。
これに似た名言に、先ほど挙げた武田信玄の名言があります。
意味は
「五分の勝利であれば励みの気持ちが生まれ、七分の勝利なら怠けた心が生じ、完璧に勝ってしまうと敵を侮り、驕りの気持ちが生まれてしまう」
というものです。
勝負事の本質であると思います。また、何事もほどほどが大事で、バランスが大事であるということをあらためて教えてくれていると思います。

(4)歴史から学び続ける
我々は戦国時代のように武器を使って殺し合いをし、領土の奪い合いをしていません。
しかし、実はいろいろな形を変えた戦いというものを行って人生を過ごしているのです。実は今も戦争の真っただ中かもしれません、武器を使った戦争ではなく、「経済戦争」だったり、「情報、IT戦争」だったり、「技術戦争」だったりを行っていませんか??
歴史は過去のもの。過去を学んでも意味がないという考え方の人もおりますが、歴史は繰り返すとも言います。
我々はたくさんのことを過去から学べる一方、何度となく繰り返してしまう愚かな存在でもあります。それを忘れず、少しでも愚かなことを繰り返さぬよう先人たちの教えを学びながら、できるだけ豊かで幸せな人生を送りたいものです。

ステイホームでの夏休み…自宅で巨大スイカ割りや自家製泡泡プールを楽しみました。