コラム 社長's NOW

第12回 社長's NOW! 「健康であることの大切さ」

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(1)あなたは今、健康ですか?

この原稿を書き始めているのが、なんと6月5日土曜日。横浜工場です。休日出勤して締め切りを大幅に過ぎている社内報コラムの執筆をしています。ごめんなさい、納期を守らなくて。社員のみんな、特に直属の管理職らには納期、期日の大切さを訴え、守られていないとイヤミを言ったり、叱責をしたりしているにも関わらず。まさに医者の不養生、言行不一致とはこのこと、お恥ずかしいばかり。ただ言い訳をすると、体調不良でした。

「あ、これまずい」と思ったのは、1週間ばかり前から。少し喉が痛いなあと。けれど、なんとか保てるはず!と思って生活をしていましたが、月曜日の朝はどうにも起きられない、動けない、頭がくらくらする、だるい。熱を測っても36.8度。まあ、少々高めかもだけれど、日常でこれくらいたまに出るので。私の体温の幅は35.9から37.0くらいで、ちょうと間の36.4度が平熱なのです。ですから、明確に発熱しているとは言えない。けれどもなんだか体調がおかしい。喉は相変わらずの激痛。

5/31の月曜日は健康診断でした。可能性は低いとは思いますが、コロナの可能性も完全否定できません。社長という立場においては、感染予防、拡大防止に努めなくてはいけない立場。そんな自分が万が一、感染拡大の一助をしてしまったとなったら、会社の信用は地に落ちてしまいます。そんな思考回路を一巡させた結果、健康診断の受診は自重し、地元のかかりつけの病院に行って、まずは自分の体調不良に関する診察をしてもらうことにしました。

「診断状況からすると、コロナの可能性は否定されるけれど、今後、急激に熱が上がったらすぐにまた来てくださいね」というのは、先生のお言葉。安心もしたけれど、不安も。まあ、今このご時世、風邪っぽい症状が出るととにかく不安になりますよね、きっと誰でも。とにかく家に戻り静養することにしました。

自分の中でコロナではなさそうだし、高熱が出ているわけではなく、たいした病気ではないはずなのに、なんだか体がだるい。そんな状態が数日続き、結局、月曜、火曜、水曜と三日連続で私は自宅療養をし、木曜日、ようやく会社へ出勤しました。しかし、それでもまだ自分の感覚で体調は万全といった気はしなくて、「どうしてもその日に会社でやらなくてはいけない仕事」のために会社に行ったというのが本音でした。その仕事をなんとかこなし、溜まっていた仕事をしたのですが、夕方になると体力が落ちていたせいもあったのでしょう、疲れ果てて家に帰り、夕飯を食べると早々に眠りについてしまいました。

そうして迎えた金曜日。朝からスッキリ。体が軽い。そうして確信しました。「ああ、やっぱり昨日までは体調が悪かったのだなあ」と。自分が病気だったと気づくのは、治ってからなんてことを聞いたことがありますが、まさにそんな気分でした。

(2)自分の万全を知り、過信しない、ごまかさない

よく人が、自分の状態を勘違いすることの1つに、「疲れている」ことと「体調が悪い」ということがあります。皆さんはそうでもないかもしれないけれど、私はこの「疲れ」と「体調不良」の見極めってとても難しいし、大事だと思っています。

「疲れ」というものは、休んだり、リラックスをしたり、なんかしらの「休息」を入れることで回復されること。

「体調不良」というものは、なんかしらの「原因」があって休息だけでは回復されないこと。

上記の様に、私は考えています。「疲れているなあ」と思って病院に行くことはないかもしれませんが、「体調が悪い、病気かもしれない」と思ったら病院に行く、もしくは薬を飲むといった何かしらの対策を取るでしょう。

ここで私が言いたいことは、疲れていると体調が悪く感じるし、体調が悪ければ疲れているとも感じてしまい、どちらが主な原因なのかを自分で正確に知ることはとても難しいということです。なぜなら、疲れと体調不良は密接な関係にあるからで、疲れているから病気になることも多々あるからです。よく聞く話として、疲れて免疫が落ちていると風邪をひくといった話などがありますが、まさにそれです。

そういった難しい自分の体調を正確に知る方法は、人それぞれたくさんあるのでここで紹介することはしませんが、まずは自分が万全な状態がどんな時かを見つけて、自分でその状態を覚えて、記憶してください。万全な状態という時は、体力、気力、共に充実していますから、「なにかやってやろう!」とやる気がみなぎっています。新しいことにも挑戦したくなるかもしれません。けれども、何かしらやる気が出ないという時は、そもそも気が向かないからやりたくない、という要因以外に、「疲れ」または「体調不良」の可能性があるわけです。気が向かないけれど大事な仕事や苦手だけどやらなくてはいけないことを、いつもはやっているにも関わらず、やれない時というのは、自分の体が黄色信号を出している可能性があります。黄色信号を出す要因を自分の中から探してください。

(3)弱点を知り、補う、予防する

自分が疲れているのか?それとも体調が悪いのか?

この判断の方法はいくつかあるかと思いますが、私のやっている方法は、簡単に1つ。疲れているなら、まず休み、回復のための手段を講じる。例は、暴飲暴食をしない、お風呂にゆっくりと浸かって温まる、マッサージを受ける、そして早く寝る、などなど。

そういったことをしても回復しない時。そういった時は外部要因も探ります。「何か悩んでいることがあるのか??」「気になっていること、思い通りにいかなくてイライラしていることはないか??」などなどです。こういった要因はなかなか解決できないものですが、要因が特定されれば、対処法を自分で決めればよいので、解決の糸口になることが多いものです。

こうしたことをしても改善されない時。体調不良の可能性があります。病院に行くであったり、友達、家族、上司、同僚などに症状を話すなどをして、どこかおかしなところがないかを見つけるようにし、治療を受ける、生活習慣を改善する、などなど手を打たなければなりません。

さて、今回は健康について話をしましたが、最後に大事なことを。

わたし、「自分が健康!丈夫!頑丈!体力がある!」なんて思ったことはそもそもありません。学生時代に完全徹夜をして飲んだり、そのままアルバイトに行ったりしていた頃は「自分は体力があるから大丈夫だ」と勘違いしていたこともありますが、その時はそれができても、あとあとに体調を崩すなどのお礼参りを自身の体から食らわされることにより、そういった勘違いはしなくなりました。

そうして、「そもそも自分は人よりも体が弱い、体力がない」と認識するようになり、自分の体とずっと会話をするようなりました。その結果、疲れたらすぐ回復のための行動、病気かもと思ったらすぐ病院、病気やケガをしない体にするために体操、ストレッチなどの対策をとることで自分の健康は維持され、致命的な病気をせずに生き延びてこられたのかもしれないと思っています。

大きな病気を自身も家族もしたことがない、自分は丈夫、体力がある、と思っている人ほど、健康が当たり前と思ってしまい、大きなケガや病気をしてしまうのかもしれません。

どんなに健康、丈夫な人でも、「弁慶の泣き所」や「アキレウスのカカト(神話の無敵の英雄。かかとだけが弱点だったとされる)」の逸話があるように、弱点があります。私みたいに弱点だらけな者もおりますが。

とにかく、そういった弱点を補い、予防をする生活習慣を心掛けて欲しいと思います。

本年3月31日に、旧綱島工場跡地に弊社所有のマンション「グランステージ綱島」が完成いたしました。

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