コラム サクラみらいポケット

川崎工場 2課のコーナー

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川崎工場 製造2課

  • 2G 回転亜鉛めっき
  • 4G 回転鉄亜鉛めっき
  • 6G 回転ニッケル亜鉛めっき

2課は回転めっきラインで構成されています。

メンバー紹介

岡本 昌也さん

入社8年。2021年1月から6Gを担当(8G生産期間中は8Gへ)。誠実。仕事に対しては、とてもまじめに取り組み妥協を許さず、あまりしゃべらない感じがするが、しゃべりだすと止まらず、色々な一面が見られる楽しい人です。

鈴木 信男さん

入社32年。去年の4月から川崎2課に配属。2Gの揚場を担当し、その他に真鍮洗浄とストロンJコートも担当しています。暑い時期ずっと手振り処理の真鍮洗浄をやっていたが体型は変わらない。一緒に仕事をしていると分かりますが、非常にしゃべりやすく、仕事に関してもお互いやりやすい方法を考えながら行動しているのでとても頼りになる存在です

熊谷 正之さん

入社34年。全ラインの作業が出来るので人手の足りないところに応援に入ってくれたり、その他いろいろやってくれる頼れる大先輩。自分の事も一生懸命やってください。

大嶋 宏さん

入社15年。排水をやりながら2Gを担当。メンテナンスが得意で工場内の故障個所、交換等を率先して行ってくれています。

植田 健介さん

入社4年。4G担当。一番頑張っている。頑張りすぎて、いつも夕方頃は目がイってしまってます。

 

最近起こって大変だったこと。解決への努力、方法

ここ最近2Gの生産状況の変化や老朽化が激しく、全体にわたって設備の不具合が発生しており、その都度対処に苦心しております。

  • 錆が激しくセンサーを保持している金具が傾き、バレルが上がってないのにセンサーが反応せずに走行しクラッシュ。
  • 整流器が故障し、めっき槽半分、電気が流せなくなったため替わりの整流器をいろいろな人に手伝ってもらい設置。
  • 乾燥機の配管が錆びて穴が開き、乾燥機に熱風と共に錆片が送られてしまうという状況に対し、使っていない設備から部品を取り外して加工し、どうにか移設。

ほかにもいろいろあります。
排水業務も担当しているので、排水設備の故障・備品交換も行っており、点検頻度の見直しを上司と相談し、「予防」を優先し、生産に支障がないよう努力していきます。

 

 メンバーのプライベートを紹介

岡本 昌也さん

beatmaniaIIDXというゲームをかれこれ16年くらい続けています。上を見ればうまい人はごろごろたくさんいるのですが、少しづつでも進歩があるのが感じられ、マイペースで続けられています。ゲーム内での実力を試すモード”段位認定”で”十段”を取ることが目標です。むこう5年くらいで。

 

鈴木 信男さん

ゲーム(プレステ)を楽しんでます。またショッピングも楽しみです(食料ですが)。

熊谷 正之さん

競馬、パチスロ…。コロナの影響で自粛中です。ステイホームで…J-POPを聴いています。LittleGleeMonster、NiziUなど。体調(膝)のいいときはNiziUダンスを披露できます。

大嶋 宏さん

宏です。アウトドア系の趣味をいろいろやっています。昨年から流行中の新型ウイルスの影響で最近はあまり楽しめてません。

植田 健介さん

私には、一人娘がいますが、現在小学6年生で3月に卒業を迎えます。6年生といえば本来、修学旅行に行く学年ですが、コロナ過の影響により中止となってしまいました。(その他色々な行事もことごとく中止に)
11月にGO TOを利用して、家族で日光に一泊旅行をしてきました。行った場所は修学旅行で回る東照宮や華厳の滝など観光しましたが、時間におわれることがなく、ゆっくりと細かく見れ、写真も色々撮れて、子供に楽しんでもらう事を一番に考えていたんですが、親たちも楽しんでしまいました。
今は、非常事態宣言中ですので、おとなしくしていますが、たまに家族で旅行するのもいいのかなって思いました。

 

リーダー植田の、ガラあるある言いたい🎵

「ガラライン」にあまり携わったことが無いという方もおられると思いますので「ガラあるある」を少し言いたいと思います。

樽のような筒を「バレル」。バレルの中に製品を入れ回転させながらめっきを行う方法を「バレルめっき」、「回転めっき」又は「ガラめっき」と言い、略して「ガラ」。

『バレル孔』

バレルには小さな孔が空いており、そこから処理液が入り、めっき処理を行っていきます。
ただ、バレル孔径よりも小さい製品の場合、孔に製品が挟まってしまい「未めっき」や「製品変形」となってしまう可能性があるため、初回製品処理時にはバレル孔に挟まるかどうかの確認は必ず行います。
(2Gはバレル孔の異なる2種類(3Φと1Φ)のバレルがあり、製品により使い分けています)

『バレル痕』

特に平たい製品を処理するときに発生しやすい現象で、製品がバレルに張り付いたままの状態で処理される事でバレル孔の模様そのものが製品についてしまいます。
バレル痕が発生しそうな製品の場合にはバレル内での攪拌を良くして製品が張り付かないように、ダミー品を一緒に処理する事で予防します。
(ダミー品の種類も、リング、小棒、大棒等を使い分けてどれを使用するか決めています。検査時には投入したダミーの数と取り除いたダミーの数を照合し製品に混入したまま出荷されない様にルールを決めて作業を行っています)
又、めっき処理時に設備トラブルによってバレルの回転が止まってしまった場合、製品形状に関係無くバレル痕が発生するため回転系設備の点検・メンテはガラ必須です。

『バレル内のリード線』

バレルめっきには製品に電気を通電するためにリード線を使用して、めっきをしています。
そのリード線の長さ・形状によって色々な不具合が起こり、現在使用のリード線になりました。
一つ目は、リード線の被覆部に製品が絡まって、製品に電気が通電されず、めっきが正常に析出されなかった。
二つ目は、リード線先端の金属部分に製品が挟まってしまい過剰析出(膜厚過剰・フクレ・カケ)。
この事象は先端金属部分の形状を変更する事で改善する事が出来ました。
リード線一つに関しても色々な不具合が発生する事を踏まえて処理を行わなければならないので、毎日が勉強と経験の積み重ねです。
(失敗して学ぶことがほとんどです)

 

上記3つについても完成形でなく今後も生産性向上の追及を継続し、改良と改善を行わなければいけません。
今回は上記の3つだけですが、まだまだ…「あるある言いたい」。

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