
さて、記念すべきChallenger’s Voiceの第一回目。
私もこれより「社長’s Now」というタイトルで3か月に1度のペースで発行されるChallenger’s Voiceのペースと同じく文章を寄稿させて頂きます。
今回はタイトルの通り、社内報のChallenger’s Voiceをなぜ始めようと思ったのかということを中心にお話したいと思います。
それには、当社における社員研修の歴史からお話をしなくてはなりません。
さくらグループの社内研修の歴史
私は今、会社の中で定期的に社内研修というものを計画、運営するだけでなく、一部の研修は自分自身が講師となって研修を実際に行っていますが、そのように私自身が計画的に研修を初めて行ったのは約10年前でした。
研修自体は、それ以前においても、当社の品質向上や技術の理解深耕を目的とした研修や新人研修というものは行われていました。
しかし、今の様に体系的に計画的に、そしてカリキュラムとしてもビジネススキルの向上といった目的の研修は初めてでした。
研修の中身については、なにぶん当社においてこの研修の体系が10年しかないもので、まだまだ確定的ではなく、試行錯誤をしながらプログラムを考えるのですが、2、3年前より個別形式の面談や全体研修の中で、自身の職場での取り組みやプライベートを通して学んだり、視野が広がったりしたことをテーマとして私の前で語る、であったり全体研修の場で社員みんなの前で発表をしたりする機会を設けていました。
経験をした社員の皆さん、たくさんいらっしゃいますよね。
あの「語る」であったり、「発表」であったりは経験した皆さんはどう思われましたか?
きっと準備も大変だったでしょうし、何を語ろうかと考えること自体が面倒くさいなあと思った方もいるでしょう。
または、自分の声が小さいことや人前で語ることに対して緊張することを不安に感じた方もいるでしょう。中には、語ることに普段から自信があり、自信満々で臨んだ方もいるかもしれません。
「名演説」は研修だけじゃもったいない
そんな中、私はたくさんの「名演説」を目にしました。
それらの発表にはとても刺激を受け、その内容をメモに取って後で更に深掘りをして調べてみることもありました。
何回かそういった会を実施し、みんなの語りを聞くことを経験していくと、だんだんこの発表をもっと多くの人に聞かせたいなあと思うようになりました。
ある人は、家族との日常の中から得た経験を元に仕事に生かしている人もいました。ある人は、仕事で行き詰った時に本屋で手に取った本から何かを得て仕事に生かしている人もいました。またある人は、何か新しいことにチャレンジをし、そこで得た苦労や達成感から成長を感じている人もいました。
こんなたくさんの「この人、やるな!」と思う気持ちを私も自分や研修に出席した人だけでなく、会社全体で共有をしたいなと思ったのです。そう思い続けていたある日、ふと会社に毎月送られてくるメッキ組合の会報誌だったり、業界の情報誌だったりを読んでいた時思いました。
「ああ、業界の情報誌があるのだから、会社のみんなが気軽に読める情報誌があってもいいかもしれない。」
更に思いました。そういった情報誌の内容というのは、基本的な業界の情報だけでなく、その業界で従事する各県の理事長らが雑談を交えながら日頃の仕事の中で感じたことを寄稿しており、まさにこれは当社の研修で行っている「語り」と同じだと。
発刊へ
こうして私は社内報のイメージが沸いたわけですが、実は思いついたのは昨年の夏頃だったかと思います。
しかし、日常に忙殺されるとなかなか行動に起こせないものですね、
気付けば1年近くが経ってしまったことに6月頃、ふと気が付きました。
思いついても行動しなければ意味がない。
そして、行動するには、周囲に宣言をして、みんなで一緒にやらないと言い訳ばかりしてなかなか新しいことは始められない。
それに気づいた私は、アイデアを行動に移す難しさを思いながら、社員のみんなを巻き込んで発行準備を始め、こうして発刊に至ったというわけです。
Challenger's Voice ~挑戦者たちの声~
「Challenger’s Voice」というタイトルは、社内報作成チームといろいろとアイデアを出し合いながらも、最終的に私が「これがいい!」という鶴の一声で決定させて頂きました。
「Challenger’s Voice」の意味は、「挑戦者たちの声」です。さくらGS、TLSで働くみんなは、行動理念の一つに「永久的挑戦と成長」を目指した仲間であり、挑戦者たちだと思っています。
これは、その挑戦をし続けるみんなの声が集まって作られる広報誌なのです。
真木 洋平
