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「アマゾンと物流大戦争 角井 亮一」- 名畑

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書籍

本書では、ネット通販企業のアマゾンがグローバル企業に成長した利用を解説しており、その一つに物流を効率化し、低コストでの運用につなげたことを挙げています。

需要予測から、注文を受けてから届けるまでの工程の経験を積み上げることで、最適な手法をデータから弾き出し合理化をしていきました。アマゾンは低コスト化で得た利益を、商品価格を下げることと、物流の強化に回します。

価格を下げることで来客数は増え、物流センターの稼働率は上がり、低コスト化の循環を作ってきました。

梱包作業を例にとってみます。

サイズや重さ、材質の違う品物を破損させることなく必要最小限の資材で手早く梱包するために必要なものとは何か。

それはノウハウであり、ネット通販が登場する以前にはほとんどなかったとされています。

アマゾンは20年かけて積み上げたノウハウをソフトウェアとして更新し続けています。

コンピュータが最適とされる最新の梱包の方法・手順を示すことができるため、それが低コスト化に繋げることになるのです。

人の入れ替わりが多い業界のノウハウの継承の仕方としてみても参考になると感心しましたが、さくらGSの生産現場におけるノウハウの継承はどうやって行われているかを思い返してみました。

それには作業標準書や生産指示書が当たると思います。

経験を元に更新されてきた作業手順を示した作業標準書、製品ごとの手順の差異に対応した生産指示書、これらの更新を続けることで低コスト化に繋げられるのではないかと思いました。

横浜工場 製造部 名畑

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