のっけからイミフなタイトルですが、これ知っている人どれ位いますかね?(汗
TV CMでも良く流れていた事があるので、中には聞いた事ある人もいるんじゃないでしょうか?

実はこれ、「MONSTER HUNTER(モンスターハンター)」という巨大モンスターを狩るゲームのCMに使用されていたキャッチコピーなんです。著名な芸能人が多数起用される程、力の入ったCMでした。
2004年3月11日に初代モンスターハンターがCAPCOM(ゲーム会社)よりPlay Station2(ゲーム機本体名称)にて発売され、最新作モンスターハンター:ワールド(2018年1月16日Play Station 4にて発売)は短期間で記録的なセールスを見せた、世界的人気を誇るビッグタイトルです。
様々なハード(ゲーム機本体)やアプリ等での発表タイトル数は全42作で、シリーズ累計はなんと5200万本と大ヒットしているコンテンツです。(2018年9月30日時点/wiki参照)
ゲームに見るPDCAとチームワーク
さて、前置きが長くなりましたが、今回のコラムで私が何を言いたいのか?
それはゲームに見るPDCAとチームワークです。
皆さんは普段ゲームってやりますか?据え置き型・ポータブル型・スマホアプリ等形態は様々あります。自分は据え置き型のPlay Station4とスマホアプリのヘビーユーザーです。
少なくともゲームをやった事がある人なら分かると思うのですが、ゲームって当然目的(ストーリーをクリアする・強い敵を倒す・対人戦で勝ちたいetc)があり、それに向かってあれこれ試行錯誤を繰り返しながら、プレイしますよね。
何も考えず、ただガムシャラに突き進むだけでは、いつか壁にぶつかり、その目的を達成する事は到底叶いません。そんな時はレベルを上げたり、装備を整えたり、入念な下調べだったり、練習等、事前に十分な準備をするはずです。
ここでは、先に挙げた、モンスターハンター:ワールドというゲームにて、PDCAとチームワークを用いたプレイングだと、どの様な感じになるかを説明していきます。
ちなみに私のモンスターハンター:ワールドの総プレイ時間は1040時間位です。放置したり寝落ちしたりもあるので実稼働時間は1000時間未満ですが(2018/11/23時点)。
自分のPS(=プレイヤースキル/知識・経験・技術)は↓の画像程度。装備は双剣、防具はドラケンシリーズ。生存系スキル無し、火力特化仕様。

モンスターハンター:ワールドにおけるPDCA→日常のPDCAは?
- 戦い方・立ち回り方(これはPSがそれなりに必要ですが)モンスターがどういう攻撃・動きをしてくるか?それにどう対処するか?
- 弱点は何属性なのか?…火・水・氷・雷・龍の5属性。弱点部位はどこなのか?…頭・腕・背中・腹・尻尾・羽等
- どの武器を担(かつ)ぐか?…片手剣・ランス・ボウガン・弓等の全14種類。どの防具を纏(まと)うか…頭・胴・腕・腰・足の5部位に装備。各部位毎に数十種類有り
- どういうスキル構成で行くか? …装飾品(攻撃珠・回復珠等)というアイテムを武器や防具にセットする事で、攻撃特化・防御(生存)特化・支援特化・バランス型等多種多様なスキル構成をビルド出来る。さらに特定防具を複数組み合わせると、発動可能な特殊スキル(シリーズスキル)もある。
- アイテム構成はどうするか?…回復薬・ステータスアップアイテム・罠等最大24種類持ち込み可能。自身の戦闘スタイルに合わせたアイテムチョイスが肝。
上記装備・スキル構成で大型モンスターとの戦闘を楽しみつつ、事前準備した装備構成等に問題は無いか?モンスターの動きの確認も同時に行う。
勝利した場合:更に素早く倒せる立ち回りの模索…生存系スキルを削り、攻撃系スキルを増やす等して装備・スキル構成を見直す。突き詰めたい人はタイムアタックを目指す。
なんとか討伐(とうばつ)出来たレベルだったら、生存系スキルを増やし、安定周回攻略出来る構成にチェンジする。
敗北した場合:勝てない問題がどこにあるのかを見直す。装備・スキル構成は適切だったか?立ち回り方に問題は無かったか?
プレイングのどこが不味かったのか反省し、独学だけでなく、攻略サイトやYou Tube等で勝つ為の情報収集も怠(おこた)らない事が勝利への近道。
地道にtry&errorで何にも頼らず、PSを磨き上げるのも一興。
見直しした装備・スキル構成、プレイングをもとに再度凶悪なモンスターに立ち向かう!
欲しい素材がある場合は周回攻略が必要なので、最適な状態を構築し、あとはひたすら倒しまくる!
PDCAって仕事だけではなく、日常のあらゆる所で無意識に使ってたりしませんか?
今回はゲームを題材にしましたが、例えば旅行だったり、買い物だったり、パチンコ・パチスロを打ったり、ドリフトしに行ったり…と、程度の差こそあれPDCAって普段意外と使っていると思います。
ところがいざ仕事でのPDCAってなると、う~ん…、と頭から煙出たりしますよね…。
趣味と仕事でのPDCAってまたちょっと違うかもしれませんが、普段から趣味にもPDCAを当てはめ、トレーニングとして意識していけば脳みそがPDCA脳になって、仕事も上手くいくかもしれません。
普段から意識しないとこういう事って中々出来ないと思います。

モンスターハンター:ワールドにおけるチームワーク
続いて、モンスターハンターにおけるチームワーク。
このゲームではヘッドセット(マイクとヘッドホンの一体式)を使えば、遠く離れた人達とボイチャ(=ボイスチャット。PS4システム利用では最大8人、ゲーム機能では最大10数人?)しながらマルチプレイ(2~4人でのプレイ)が出来ます。
文字だけのチャットも出来ますが、時間が掛かる上にダイレクトな連携が出来ないので、ストレスマッハ間違い無し。
さて、モンハンにおけるチームワークですが、前述の通りボイチャする事により、密な連携が可能で以下の様な事がスムーズに出来ます。
まずクエスト開始前には、
- アタッカー(攻撃メイン)
- ヒーラー(回復メイン)
- タンカー(前線に立ちヘイトを集め、モンスターの攻撃を一手に引き受ける)
等、役割を決める必要があります。全員熟練者であればその限りではないですが。
得意・不得意モンスター、装備の充実度、個人のPS練度等を鑑(かんが)み、適材適所で役割分担を決めていきます。
全員のPSが高ければ、脳筋ゴリ押しアタッカー編成でフルボッコするも良し、慣れないモンスターと戦いたい人の為に乙らない(死なない)様な介護編成にするも良し。
と、戦うモンスターや共闘する仲間との相性も含めたパーティー編成をする事が、勝つ為に必要なファクターとなります。
そしていざ戦闘となったら、ボイチャの利点を活かし、役割に見合った動きをしながらも戦局を常に注視しつつ、
- 危なくなったら『回復お願いします!』
- モンスターが怯(ひる)み・状態異常で動けなくなる、又は罠で行動不能にしたら、『止まった!全員総攻撃で!』
といった声出しをする事で連携を取っていきます。
また、事前に睡眠や麻痺といった行動阻害を付与する時には『眠らせます!』、『麻痺らせます!』と告知する事で、動きが止まった後に全員が即座に攻撃出来る様になり、効率良くダメージを与えていく事が出来ます。
このようにゲーム一つとっても、情報共有であったり、役割分担、適材適所な編成、戦闘中の声での連携、非常時の対処等、チームワークが非常に重要になってきます。
しかしながら、常に知り合い同士とプレイ出来る訳ではないので、知らない人とのマルチプレイ(野良参加)をするとなると、チームワークは皆無と言ってもいい位(主に救難信号でのお助け参加な場合)で個人プレイになりがちな為、勝てるモノも勝てなくなってしまいます。
勿論ちゃんとしたオンライン集会所で文字チャットしながら事前準備出来れば、それなりの連携は取れますが、やはりボイチャが無いとリアルタイムでの連携が出来ないので辛いものがあります(ボイチャ参加可の集会所なら問題無いですが、全く知らない人達とやるので多少のやり辛さはあります)。
一つの目的に向かって、チームで行動するにはルールだったり、コミュニケーションだったりと、普段の仕事でも良く聞く様な事が大切になります。一人一人がチームの一員である事を自覚し、決して個人プレーに走らず、チームに貢献していく働きはゲームでも仕事でも同じですね。
まとめ
ゲームに見るPDCAとチームワーク。こういった環境でも意外と使う機会があり、またそれが、仕事に活かせる可能性があるのではないか?趣味から始まる仕事用スキルの会得(えとく)と練習。あっても良いと思います。
時にはこんな手法、アプローチがあってもいいんじゃないかなぁと思い、つらつらと書かせて頂きました。
それでは皆様ご唱和下さい!
一狩り行こうぜ!!
