
コロナウイルスへの意識の変化
一時は感染者数が減少し緊急事態宣言が解除されましたが、この記事を書いている現在、感染者数は日を追うごとに増加傾向にあります。
私はどちらかというと楽観的な性格で、感染者が出始めた1月〜2月頃までは、「感染しても風邪やインフルエンザと同じだろう」、「ちょっと大げさすぎないか?」という考えを持ってしまっていました。しかし事態は深刻で、感染者の増加は止まらず、誰もが知っているような有名人の感染や亡くなったという報道をうけ、ようやく自分の中の意識が変わったというのが正直なところです。必要最低限の外出、マスクの着用、手洗いうがいは当たり前で、予定していた帰省、旅行、結婚式は全てキャンセルにしました。今まで当たり前だった生活ができなくなり、ストレスが溜まった方も多いのではないかと思います。
情報過多と情報弱者
コロナウイルスの感染拡大に伴い、S N S上でデマ情報が出回ったのは記憶に新しいと思います。代表的な例として、トイレットペーパーの買占めです。「日本で販売されているトイレットペーパーは、製造元が中国に依存している為そのうち無くなる。」という情報が出回ったが、流通しているほとんどが日本で製造されており原材料も日本で調達されており、全くのデマでした。その他にも、「コロナウイルスは26℃〜27℃のお湯で死滅する」「致死率15%、感染率83%の人類最恐ウイルス」など、人々の不安を煽るようなデマが拡散されました。
また、様々な聞き慣れない用語がニュースやネット等で飛び交うようになりました。ソーシャルディスタンス、クラスター、オーバーシュート、ロックダウン。初めて聞いたときに何を意味しているのか、正直さっぱり分かりませんでした。それとともに、何故わざわざ英語を使い、伝わりにくくする必要があるのかという疑問も生まれてきました。身近にパソコンやスマホがあり、いつでも調べられるのが当たり前になっている一方で、重症化しやすい高齢者など、パソコンやスマホを持っておらず、すぐに調べられる環境にない人も一定数いると思います。また、調べられる環境にあっても、興味がない必要ないと感じ、調べずになんとなくの知識で放置している人もいるのではないかと思います。

情報の取捨選択と知らない怖さ
自分から調べようとしなくとも、ネットニュースやS N Sを何となく見ているだけで様々な情報が目に入るため、正しい情報と間違った情報を見極める力が大事になってきます。現在のような不安な状況では特に、冷静な判断が必要になると感じています。
また、興味を持たず知識を得ようとしないということが危険であると感じています。これはコロナ禍の現在だけの話ではなく、日常生活に言えることだと思います。例えば、もっと安くて良いものがあるのに、「ずっとこれを使っているから、調べるのが面倒」という理由で放置しておくと損をすることになります。本当に必要なのか、より良いものがないのかということを頭に置いて、新たな知識・情報を得ることが重要だと考えます。仕事においても、知らないからといって放置するのではなく、知識を入れることで新たな事にチャレンジでき、自信につながり、お客様や上司に信頼されるようになると思います。
知識や情報を得る癖として私が行っていることは、「わからないことはすぐに検索する」「とりあえず流行りに乗ってみる」ということです。もちろん情報の取捨選択は必要ですが、とりあえずネットで検索しています。文字の情報だけではなく、YouTube等であれば映像と音声で情報を得られるので活用しています。
また、あまり興味がなくても流行っている音楽、映画等を聞いたり観たりすることで、人との会話のネタになったり、そこから他の知識や情報を得られることがあるので、癖をつける手段としては良いと思います。
コロナウイルスにより臨時休業になってしまったり、不安な日々はまだまだ続くと思われますが、この期間を家族との時間やスキルアップの為に利用するのも良いのではないでしょうか。
