
成長とは?
みなさんが考え思う「成長出来る会社とは」どんな会社でしょうか?
そもそも「成長とは」何でしょう?
この問に対して、様々な答えがあると思いますが、「出来ない事が出来るようになること」は成長と言えるでしょう。
- 機械を動かすことが出来るようになる。
- 液の分析、管理が出来るようになる。
- 人前でプレゼンテーションが出来るようになる。
上記のように出来なかったことが出来るようになることは成長だと思います。
また、「同じものを違う角度から見ることが出来るようになること」も成長したと言えるのではないでしょうか。
- 上司の言葉の背景(意図)が分かるようになる。
- 会社での行事(取組)に前向きになれるようになる。
- 自分の仕事を客先の視点から捉えられるようになる。
といったように、見方や見え方が違ってくることも成長だと思います。
他にも、「人間性の高まりや、人格が磨かれること」も成長と言えると思います。
- 会社の価値観に共感し働く事が出来るようになる
- 自分の弱みを出せる
- 仲間に感謝出来るようになる
- 自分の覚悟や志(目標)が明確になる
このように考えると、「機械を動かすことが出来るようになる」ことと、「自分の仕事を客先の視点から捉えられるようになる」こととは、全く違う成長と言えるでしょう。
どのような成長をしたいかによって、成長出来る環境や考え方は変わってきます。

成長の実感
この問に対しても、様々な答えがあると思いますが、殆どの人は成長すること自体が目的になっていて、成長した先の「自分自身が何をしたいのか」まで考えて居る人は少ないのではないでしょうか。
ですから「成長したい、成長したい」と思っていても、どのような成長をしたいのか??
何をすれば成長できるのか??何ができれば昇格できるのか??
と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
私自身30代前半の頃、「成長したい、役職に付きたい」と思っていた時期に、某大手自動車メーカーとの共同開発による認可試験を任せて貰えることになりました。
当初は何とか認可を貰い、自分の実績、自社の功績にしたいと自己中心的な考えばかりが先走り、中々合意が得られず上手く行かない日々が続き、メーカー担当者の方も困り果てていました。
その時に当時の上司の方から、周囲を気にせず、「自分の思うようにやってみろ!」と言って頂き、もう一度一から考え直しました。
その結果、目の前のお客様に対し価値を見い出したいと思うようになり、自分の実績よりもお客様の事を優先して考えられるようになり、テストも上手くいき認可も無事に下り、担当の方から「本当にありがとう、これからもよろしく!」と言って頂いたとき、自分自身人間的に成長できたと実感しました。(もちろん会社の利益が最優先でしたけどね)
そして、人間性と能力の両方が備わって初めて成長したと言える事に気付かされました。
P.F.ドラッカー『プロフェッショナルの条件』で
ドラッカーは「成長するということは、能力を習得するだけでなく
人間として大きくなることである。」と語っています。
どんな些細な事でも、与えられたチャンスを面倒くさいと投げないで、自分色に染め、成長に繋げて貰えればと思います。
現在は管理部の取組として「いいね!委員会」「安全衛生委員会」「AGV、AI、ロボット」の推進や、皆さんがいかにモチベーションを高く保ち、働きやすい環境であるかを第一に考え、様々な業務に取り組んでいますので皆さんのご協力を宜しくお願いします。。
このコラムに目を通して頂いた事で、少しでも皆さんの心に残れば幸いです。
